弁護士コラム

弁護士コラム カテゴリー:刑事弁護

言葉もない(2)

【問題】 あなたから怪我をさせられたと主張し、そのことを警察・検察にも供述し終えた自称被害者が、あなたの知らないどこかの刑務所に服役しています。あなたは、その自称被害者のところへ行き、「怪我をさせられた」という主張を取り[…]

これが裁判の名に値するだろうか

本日付け名古屋地裁(刑事5部:奥山豪、髙橋里奈、金納達昭)の保釈却下決定に対する準抗告申立棄却決定の判断理由。 「本件は、覚せい剤の使用についての被告人の認識の有無が争点となると見込まれるところ、本件の事案の性質、本件の[…]

刑訴法改正案

現在、国会の法務委員会では改正刑訴法案の集中審議が行われている。相当大きな法改正であるが、特定秘密法や安保問題に比べると取り上げられ方はさほど大きくない。刑事弁護を扱う立場からは、国会の議事録を追いかけるに値するものと思[…]

GPS国賠

割と報道されているので御存じの方も多かろうと思う。警察が、捜査対象者に無断で同人の車両にGPSを設置し、その行動を監視することを組織的に展開している問題である。 平成25年に福岡地裁で、本年に入って大阪地裁(2例)で、何[…]

言葉もない

【問題】 7人の男性のうち、3人が見張り、4人が住居侵入を行った。住宅からは、A~Dの4種類の靴痕が発見された。7人のうちの1名である被告人は、A靴と同種・同サイズの靴を履いていた。被告人は侵入犯と言えるか。 (前提条件[…]

共著の宣伝~責任能力弁護の手引き

この程、標記の共著が発刊された。 発行:現代人文社(GENJIN刑事弁護シリーズ16) 編:日本弁護士連合会刑事弁護センター 日弁連で全国単位会の責任能力弁護研修を引き受けている面々が企画し分担執筆したものであるから、こ[…]

心機一転の証拠決定

本年3月25日記事「臭い物に蓋」の3点目で触れた伝聞例外の問題。「Aという実験結果が報告されている」という官公庁の議事録が、Aという実験結果との関係で法323条の伝聞例外にあたるか、という問題である。 裁判体が4月で全員[…]

裁判所は弁明せず・・ではなく、臭いものに蓋

良い方の話題1つと、良くない方の話題2つを通して、件名について思うところを述べてみたい。 その1。平成27年3月19日、遺族年金訴訟(不支給処分取消請求)で勝訴した。名古屋地裁民事9部である。民事9部では、平成23年1月[…]

最高裁が相次いで釈放を

平成26年11月17日、18日と、最高裁が相次いで、いわゆる“身柄裁判”で被告人側の主張を認め、逆転で釈放(保釈)を命じた(いずれも裁判所ウェブサイト掲載)。 これまで発表した論文や、今後公刊される論集所収予定の論文で主[…]

無罪ならず

平成24年、無罪判決を2件、得た。その当時、戦略の立て方も尋問技術も相当向上した実感があり、年1件無罪を!と目論んだものだったが・・その後2年、無罪から遠ざかった。 この11月、12月、相次いで長期間に亘りとり組んできた[…]

国賠訴訟の当事者として

本年8月28日ころに報道されたことであるが、名古屋拘置所に収容されていた死刑確定者(俗に言う死刑囚)が、別事件の被疑者として弁護士との接見を求めたことに対し、名古屋拘置所が、秘密接見を認めず職員を立ち会わせたのは違法とし[…]

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