弁護士コラム

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準抗告裁判研究書の発売

先日11月27日に宣伝した研究書の続報。 奥付は12月25日だが、12月20日ころから、お求め頂けるとのこと。 現代人文社のウェブサイトでも既に掲載されている。 http://www.genjin.jp/book/b34[…]

最高裁判所の判断に違和感

「最近、最高裁は変わった」とか「最高裁はおかしい」等という評価は、現在進行形で経験している限り、的確に下すのは難しい。刑事裁判の領域でも、業界的に極めて好意的に受け止められている最高裁判例は昨今、十指に余るかはともかく片[…]

中村文則「R帝国」の一節

一種ディストピア小説に属するだろう。 近未来の日本っぽい国家で反戦写真を撮り続ける男性が、子どもに何故と問われてした説明。 「萎縮は伝播する。だからお父さんは、萎縮するわけにはいかないんだ。……誰か他の人の小さな勇気を、[…]

準抗告裁判研究書の宣伝(予告)

足かけ3年半、有望株の若手(当時)数名を集めて開始した「身柄裁判」研究を、ようやく書籍にして発刊するところまでたどり着いた。 その名も「勾留準抗告に取り組む――99事例からみる傾向と対策」である。99事例もの決定文を収録[…]

琉球新報の二枚舌~黙秘権行使批判の社説について

非常に残念な事態である。琉球新報が、本年11月17日付け社説において、元米軍属の刑事被告人の黙秘権行使を批判したことが話題になっている。 社説は、「その後の被告人質問で、被告は黙秘権を行使した。少なくとも被害女性、遺族に[…]

見極め

「異種前科の執行猶予中に薬物の再犯に及んだ。第1回公判前だが保釈は可能か。なお、罪体を認めており、一応職あり、家族も協力的であるとする。」 さて、どのように見極められるだろうか。 もちろん事案の個別性というものは大きいか[…]

大阪地決平成29年11月12日(勾留取消請求認容)(その2・完)

さて、裁判所の判断である(伊藤寿裁判官)。 弁護人が、明示的に延長理由から除外された捜査項目の実施と、黙秘権侵害・弁護権侵害を指摘したのに対し、裁判所は第一に、全く異なる話題から検討に入った。 1.曰く。被疑事実は平成2[…]

大阪地決平成29年11月12日(勾留取消請求認容)(その1)

近時、標記の決定を御紹介頂いた。無論現時点で公刊物未登載である。 なかなか味わい深い決定であり、学際的関心もそそられる。ついては、本欄で紹介したい。 事案は、とある業法違反(無許可営業)であり、被疑事実は「平成29年X月[…]

言ってみるもの?身体検査の顛末

先日、本欄で取り上げた身体検査問題の続報である。 「弁護人としては、依頼者への不当な偏見は打ち払う努力が必要だろう。」と指摘し、もし要望があった場合は、理由を確認してから対応するくらいの姿勢が必要ではないかと論じた。 本[…]

事件数(平成29年)

事件数を並べてみて4年目。数字だけ見れば「少し減」だが、負担感は「結構増」。数字に表れない、回転の速い事件と、じっくり滞留していく事件と、二極化している。 刑事事件は相変わらず、終わるものは終わり、終わらないものは終わら[…]

熊本刑務所に対する人権救済勧告

件名の資料を目にした。 なんでも、熊本刑務所に服役している被収容者が、その懲罰に対する不服申立のために関連する条文、裁判例、条文解説の掲載された書籍の閲覧許可を求めたところ、これら書籍が、その刑務所独自の「使用を許可する[…]

潔いようで潔くない裁判所

先日、何も言わないうちから裁判所に謝罪されるという珍しい経験をした。 なんでも、「裁判所が毎週、翌週の期日情報を検察庁と共有するために検察庁にファクスしている期日一覧表」なるものがあり、これを誤送信で法テラスに送ってしま[…]

書籍の紹介~刑事手続の新展開「被疑者の身体拘束」

成文堂「刑事手続の新展開」に少しだけ執筆させて頂いたので、本欄でも紹介しておく。 1988年に第1弾、2002年に第2弾と版を改め、今回が第3弾である。不幸にして、あらかた原稿が出来あがってきたあたりで2016年の刑訴法[…]

選挙報道の傍らで~安倍首相の犯罪

安倍首相が籠池氏のことを「詐欺を働いた」と公共放送で断定したことが報じられている。一読して目を疑う発言であり、首相の資質云々の次元ではない。一言で言えば、その発言こそが犯罪である。 著名弁護士の指摘を紹介する報道では、同[…]

国賠訴訟のお会計

死刑再審事案で、最高裁後も無立会が認められなかった件の国賠が終結した。 一妨害あたり2万円! 最高裁の事例が5万円で、当方が2万円というのは納得できず、(他にも勿論大事な論点が幾つかあった)最高裁まで進めたが、結局2万円[…]

東電に和解を蹴られる(原発ADR)

原発ADRの設立当初、東電はADR機関の和解案を尊重すると公言し、東電が和解案を拒否しようものなら報道の対象となっていたほどだった。設立から数年を経て、和解を拒否する事例が増加していると指摘され、このほど、地裁レベルで司[…]

勾留係からの回答

本欄本年9月7日の裁判所への質問状の件(勾留請求された、意見書を出すなら早くと言われたので出したのに、蓋を開けると勾留に関する裁判なしに釈放になっていたこと)は、9月25日、勾留係より電話での回答があった。 3番、つまり[…]

裁判所による被告人の身体検査(と偏見)

この6~7月くらいからか、収容されていない事案(つまり在宅か保釈か)で、判決言い渡しの時に、「被告人の身体検査をするから10分くらい前に来て下さい」と言われるようになった。 判決言い渡しを受けた保釈中の被告人が刃傷沙汰に[…]

接見室予約制

本欄本年9月7日で例のごとく初動の重要性を強調したところだが、この事案では、他の弁護人から接見予定を融通して貰い、資料準備のための初回接見時間を確保することが出来たという内幕がある。 愛知県内の警察では、予め接見時間を予[…]

人質司法の感覚

先日の保釈案件。 罪名を争わない、証拠も同意する、という方針を書面にして提出したので、第1回前の保釈も楽々だろうと思っていたら、検察官は「不相当」意見だったことを後から知った。 捜査段階は黙秘だったとは言え、あんまりな話[…]

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