7月 京都(整理手続)
7月 埼玉(責任能力)
9月 三重(整理手続)
と、このようになっている。多摩、札幌から足かけ半年で整理手続研修を4単位会で引き受けていることになる。
整理手続終了段階で主張が受け入れられる見通しが確立していなければ、「勝訴」は、思いがけない僥倖に恵まれなければ得られないことになるから、逆に言えば、主張が受け入れられる見通しが確立するまで整理手続で粘る必要がある。整理手続が重要であることは、どれほど強調しても強調しすぎではない(近時では珍しく、価値「も」ある制度改正であったと言えよう)。

よんどころない事情により国選をせず(法テラスと契約したくないだけだが)、刑弁センターも辞め(その事情は最近の本欄に書いた)、一つ身の処し方を間違うと、公益的なことから目を背け、私選事件ばかりやる弁護士、に堕しかねない。こういう状況でこそ真価が問われるの、かも。

(弁護士 金岡)