数年ぶりに刑法学会に参加した(といってもWSで話題提供する局面だけだが)。秘密交通権について、裁判例を確認し、研究者の御意見を拝聴できたのは、やはり貴重な機会であった。土日に開催されるためもあり、なかなか参加できない時期が続いたが(名古屋開催ですら参加できない程に)、これを契機に再開したいものだ。

実務家として、学会活動を担うのは少々、荷が重いが、情報の宝庫であり、最先端の若しくは先駆的な研究に触れる好機である。自分の領域ですら、時に知識が古びていることに驚かされる。
仕事の奪い合いもあるという御時世、なかなか難しいのかも知れないが、特に若手のうちから学会に参加すると言うことをお勧めしたい。

(弁護士 金岡)