ほんの肩の凝らないネタである。
知人より「ChatGPTにおける金岡」を教えて頂いた。

曰く、「・・その中には、殺人事件や大規模詐欺事件、恐喝事件などが含まれており、強い精神力と高い専門知識を活かしてクライアントを勝利に導いてきました。」
・・勝利に導いた恐喝事件に心当たりがない。

また曰く、「金岡弁護士は、独自の刑事弁護のスタイルを確立しており、刑事事件における調査や証拠の収集、犯罪心理の分析などに力を注いでいます。また、テレビ番組などでも解説者として活躍し、多くの人々から支持を受けています。」
・・第一文前段は、そう思って頂けるなら有り難い限りだが、後段の最後になると少し怪しい。第二文に至っては流石に「0点」を進呈しなければならないだろう。

どこのどういう情報が混ぜ合わされてこういう結論に至ったのかすら分からないが、ChatGPTに相談した結果「テレビ番組に解説者で出るような弁護士は嫌だな」と思われることがあるとすると少々、迷惑ではある(恐喝事件の勝利とやらに期待されても困るし)。ChatGPTにおける人物像を誰かがウェブ等に掲載して、それが更にデータベースに取り込まれると、原形を留めなくなっていきそうだ。
時代の産物なのかも知れないが、少々、薄気味悪い現象である。

(弁護士 金岡)