公明党広報の公式ツイートが一部で話題だ。曰く、共産党は3Kであり、「汚い」「危険」「北朝鮮」だそうだ。

「危険」=危険!オウムと同じ公安の調査対象、というのだから驚く。仮にも公党への言動なのだろうか。

法律的に評価するなら、言論の自由と名誉毀損の問題になろうが、言論の自由と言っても、「公安」のような権力の名を借りて反対勢力をこき下ろすというのは本来的な在り方ではない。仮に思想の自由市場を重く見るとしても、その根拠を示すこともなく見出しだけで強く特定の印象を与える方法論は禁忌である。私は名誉毀損問題については普通の見識しか持たないが、例えば東京高裁平成13年4月11日が、見出しの特徴を捉えた名誉毀損の成立を論じており、見出しのみを読んだ場合に与える印象を「一般の読者基準」で評価すべきとしていることが指摘できる。ツイートのような単文では、当然ながら見出しの強さが主要な要素となろうから、「共産党はオウムと同じ危険な集団なんだ」という印象を与えるツイートは、どう言いつくろおうと、名誉毀損が成立するだろう。

とまあ、しかめ面しく論じなくても、常識で考えてはどうか。一方的、印象的に決めつけ、根拠も示さない。これは言論の名に値するものではない。また、通常の感受性で、言われたほうは相当、不快に思うだろうから、それが分かるならよせば良い。

公明党とて、公明党を3Kと決めつけられたら相当不快だろう。
・金魚の糞のK=自民党について回るだけ
・教祖と一体のK=政教非分離の憲法違反の存在
・こりずにばらまきのK=地域振興券の効果は検証されたのか
例えばこんなことを言われて、不快にならないだろうか。また、建設的な言論が戦わされていると言えるだろうか?
余りに情けない騒動である。

(弁護士 金岡)