弁護士コラム

弁護士コラム

刑法学会

数年ぶりに刑法学会に参加した(といってもWSで話題提供する局面だけだが)。秘密交通権について、裁判例を確認し、研究者の御意見を拝聴できたのは、やはり貴重な機会であった。土日に開催されるためもあり、なかなか参加できない時期[…]

おそるべし「裁判員裁判の抗弁」

周辺でちょいちょい言われる言葉だが、要するに裁判員裁判のせいで通常事件の審理が窮屈・変則・先送りになるということである。「そこから3週間は別件の裁判員があるので差し支え」等というように。 裁判員裁判であれ、通常事件であれ[…]

嫌疑とは(共謀罪)

最近の本欄が共謀罪関連ばかりとなっているが気にせず。 5月16日付け毎日新聞の報道によれば、例の一般人の対象性の問題について、「あり得ない」→「ボリューム限られる」→「嫌疑の段階で一般人でない」という政府答弁の変遷が皮肉[…]

産経新聞の幾つかの記事が誤報以下と思われることについて

私は産経新聞の読者ではないが、関心の赴くままに主としてウェブ上で記事を閲覧することがある。 そして、その記事が余りに誤りに満ちていて嗤える、ということを何度も経験する。 一新聞に噛みついていてはきりが無いが、少々目に余る[…]

共謀罪とGPS捜査

報道によれば、与党が維新の党と共謀罪で修正合意する見込みとなり、その合意内容の中に、付則としてGPS捜査の活用が盛り込まれる方針とのことのようだ。とんでもない事態である。 GPS捜査は、つい先日、最高裁大法廷判決により、[…]

国会中継を聞く(共謀罪関連など)

乗ったタクシーの中で偶々、国会中継を聞いた。議事録を読むことは多いが、中継を見る機会はそうない。 話題の森友学園について、首相が答弁していたのだが、記憶によれば「首相夫人が、学園での講演で色々と発言しているのだから、その[…]

「在特義務付け訴訟」について(その2・完)

標準的な議論として、在特義務付け訴訟は「非申請類型」と捉えられている。特定の事実関係の下では最早、在特を与えないことは許されず、裏返しとして処分庁には在特義務があるという局面では、被処分者に申請権があると考えることも魅力[…]

刑事施設における面会妨害と(行政事件訴訟法上の)事前救済

当コラム平成26年10月11日「国賠訴訟の当事者として」で、接見に行ったところ「被疑者ではないから接見させない」という妨害を受けた国賠事案で勝訴したことを紹介した。 実はこの事案では、余りにも接見妨害が重なるため、先手を[…]

在特許可2例、関連して「在特義務付け訴訟」について(その1)

1.近時、2件で在留特別許可を得た。 (1)うち1件は、先日当コラムで紹介した名古屋高判平成29年3月16日(藤山雅行裁判長、上杉英司裁判官、丹下将克裁判官)の事案である。国側上告なく確定し(国側は形勢不利とみるや上告し[…]

「勾留の必要性」要件を考える

折角なので、先日の準抗告認容決定を取り上げよう(堀内満、小野寺健太、堀田康介の3名からなる合議体)。 同決定は、原決定と異なり3号事由は否定したが、2号事由は肯定した。その上で、以下のように述べて勾留の必要性要件を否定し[…]

沖縄における市民運動監視、そして共謀罪について

1.件名に関し、まずは遅まきながら「那覇地方裁判所の警備に関する会長談話」(沖縄県弁護士会本年3月21日付け)を取り上げたい。 米軍基地建設に反対する抗議活動に関連する刑事事件が那覇地裁で行われた本年3月17日、裁判所は[…]

準抗告を2件とも制した件

昨日(4月13日)の本欄で、捜査弁護が立て続けに舞い込んだことを踏まえ「昼日中にやらされると他の仕事との衝突がひどい」とした。 実は、この「他の仕事」には、勾留請求を巡る案件もあった。 4月13日に保釈の準抗告をされたの[…]

平然と嘘をつく警察官

事件というものは集中するもので、立て続けに捜査弁護3件が舞い込んだ。 1件は初回接見時に既に起訴されていたので、厳密には捜査弁護とは言いかねるが、すぐさま保釈請求して認められ、検察官に準抗告されるも数時間で準抗告棄却とな[…]

弁護人による鑑定契約の当事者は誰か

精神鑑定にせよ画像解析にせよDNA鑑定にせよ、弁護人が、弁護活動に資する専門家意見を徴し証拠化する活動を行うべく専門家に依頼すること(私的鑑定あるいは当事者鑑定)は珍しくない。 私もこれまで、このような私的鑑定を多数、依[…]

本の紹介:黒い司法(ブライアン・スティーヴンソン)

「感動のノンフィクション」「史上最長のスタンディング・オベーション」等と帯で宣伝されていたので少々、敬遠していたが、ようやく読み始め、一気に読み終えた。 感想を書き連ねるより、幾つか書き抜いて紹介に代えようと思う。 政策[…]

弁護人の基本的使命を理解しない裁判体による裁判は違憲ではないか

タリウム等の名大生事件の名古屋地裁判決が各紙で報道された。複数の精神鑑定が飛び交っていた事件だけに無関心ではいられなかったが、その部分ではないところで「ぎょっとする」判決内容であったようだ。 毎日新聞の報道によれば、「山[…]

嘘は不利益事実を証明しない

3月は当コラムの更新回数が多い。 個人的には、那覇地裁内外から市民の抗議活動の状況が撮影されていたという問題(沖縄弁護士会長の本年3月21日会長談話)も取り上げたいが、まずは昨日の不本意な判決を取り上げたい。 黙秘が不利[…]

一般人に在席命令?

本日、盛岡地裁の整理手続で「辞任」を余儀なくされた。双方に言い分はあろうが、直前に新証拠が提出されて反対尋問などできない(それどころか依頼者に事前に新証拠を受け渡すことすらできていない)状況下で、反対尋問まで進むと宣言さ[…]

弁護士会推薦枠の最高裁判事が任命されなかった事態について

たまたまインターネットで見かけた話題であるが、見過ごせない事態がある。 最高裁判事の任命にあたっては、判事出身、検察官出身、弁護士出身など、出身母体で枠をもうける慣行が定着しており(どうも1990年代からは間違いないらし[…]

在特訴訟で逆転勝訴(その二・完)

さて、名古屋高判平成29年3月16日(高裁民事4部)の内容の紹介である。 事案は、裁決時点で婚姻期間7ヶ月・同居期間4ヶ月の日本人配偶者であり、両者間に子どもはない。退去強制事由は不法残留(10年超)及び他人名義の外国人[…]

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