先日、「被害届と示談合意書との明細内容を付き合わせて、ついでに反省状況を録りたい」という愛知県警察(北警察署)からの要望を受けて、依頼者の取調べに同席した。
もう被害届も取り下げられた後だったので、警察的には「重要参考人」扱いだった(先方は「これは取調べではない」と強調して、刑事課の脇の小部屋で実施)のかもしれないが、犯行内容、事件動機、反省の気持ちまで録取されたので、実質は取調べだろう。

冒頭、軽く事実確認を受けるや、予め用意されたワープロ打ち調書が示され、それを写すようにと言われた。横行していることは勿論、知っているが、実際に目の当たりにすると嫌なものだ。
(依頼者は数ヶ月も前から一貫して否定したのに)犯行道具を計画的に準備した筋書きになっており、そこを訂正させただけでも、同席した甲斐はあったというもの。

(弁護士 金岡)