GPS捜査を無断で取り付けて監視する捜査手法については本欄でも取り上げたことがある。この問題に取り組む弁護士は数名(以上は)おり、私が必ずしも適任というわけでもないだろうが、朝日新聞「耕論」で発言の機会を頂いたので紹介しておく。

7月18日付け朝日新聞「耕論」。論者は、私の他、もと警視庁の久保さん、ジャーナリストの斎藤貴男さんである。各論者の意見の噛み合わせは殆ど行われていないので言いっぱなしの感はあるが、期せずして、私と斎藤さんは国家からの自由に軸足を置くことで一致をみたようである。

記者の取材に応じる形でお話しさせて頂き、記者がまとめられた叩き台に手を入れさせて頂く形で記事となった。記者の関心事も盛り込まれ、合作なので、どうしても言い尽くせないところはあるが、一般紙面に耐えうるものになったのではないかとも。
余りマスメディアに登場したがる方ではない私の、珍しい記事でもある。興味のある方は御覧頂ければと思う。

(弁護士 金岡)