弁護士コラム

弁護士コラム カテゴリー:刑事弁護

(在宅)被疑者が取り調べに弁護人を同席させる権利

実務上、身体拘束下にある被疑者には取り調べ受忍義務があると言われている。これに対し、在宅被疑者に取り調べ受忍義務が無いことに概ね争いは無く、従って在宅被疑者は、取り調べを要請された場合、応じるか否かを決定する自由がある。[…]

身体拘束された被告人の証拠物閲覧(その2・完)

身体拘束されている被告人に、いかにして証拠物と直接触れられるように持っていくか、という問題である。以下の事例は、事例1が2年前、事例2は今年のものである。 【事例1】 この事案は、やはり数年がかりで有罪が争われた事件であ[…]

身体拘束された被告人の証拠物閲覧(その1)

まずは問題の所在を。 刑事裁判の証拠物をじっくり確認すると、思いがけない手がかりが隠されていることがある。例えば「このメモこそ、被告人の犯行の裏付けである」とされたメモの、写真コピーではなく現物を確認すると、そのメモが事[…]

東電役員の強制起訴に思う

最初に断っておくと、当事務所でも2件、原発ADRを受任しており、原発事故について東電が賠償責任を果たすべきことについて、私は些かも疑問を持たない。とりわけ最近は、賠償拒否にも開き直りの姿勢が目につき、腹に据えかねていると[…]

またも国賠勝訴報告

某紙報道より引用。 「死刑が確定した元少年(註:再審請求中)とその弁護士が、拘置所(註:東京拘置所)での面会に職員が立ち会ったのは違法だとして賠償を求めた裁判で、東京地方裁判所は国に50万円余りを支払うよう命じる判決を言[…]

勾留請求却下について

御存じの方も多かろうが、近時、勾留却下率の上昇が話題である。 平成26年11月17日決定を皮切りに、平成27年10月まで、最高裁が1年半の間に3件も、勾留却下を追認する逆転決定を出す異例の事態の中、却下率10%越えとか、[…]

嬉しさも「小」くらいなり(国賠一部勝訴報告)

私が原告となって提訴している国賠のうち、名古屋拘置所から接見を妨害されたという案件の判決(第二弾)が先日16日にあった。 この裁判では、①携帯電話の持ち込み禁止措置、②パソコン使用時に使用目的を申告させる運用、③裁判の証[…]

GPS捜査問題続報

当欄で取り上げているとおり、GPS捜査の違法性を問う国賠に取り組み始めて一定時間が経過したが、その間、他の地域で係争案件が増えると共に、更に、GPS捜査を違法と断じる裁判例が相次いだ。 名古屋地裁平成27年12月24日 […]

上訴審の受任

今年の刑事事件は連敗から始まった。どちらも予想を大きく超えて悪質な内容の判決であり(特に、うち一方は、誰がどう見ても被害者供述は大きく虚偽が交えられていると思われるところ、弁論でも相当頁を割いて被害者供述の信用性を論じた[…]

身柄裁判と、裁判官の休息(?)

本年12月25日(金)に請求した保釈は無事に認容されたが、案の定、検察官が抗告し、保釈保証金を納付するも執行が停止された。検察抗告は午後7時過ぎのことであったと思われる。 抗告事件が係属した名古屋高裁刑事第2部は、午後9[…]

「身柄拘束について」の補足(余談)

本欄12月10日「身柄拘束について」で、「争って勝てるという保証もない、という中で心を挫かれることは想像に難くない」として、人質司法を批判した。 その後、たまたま目にした「エスコビード事件」連邦最高裁判決が、(弁護人選任[…]

身体拘束について

先日、検察官の不服申し立てを振り切ってなんとか保釈を得た案件があるので、この話題について書いてみたい。 1.不活発な調書裁判を指して「わが国の刑事裁判はかなり絶望的である」 と喝破されたことは夙に知られているが、身体拘束[…]

対照的な投稿に思う

本年11月12日の毎日新聞朝刊に対照的な投稿が掲載された。 一方は一般の方の投書欄への投書で、要約すると、刑罰の上限をなくし刑罰を倍加させ、計画的殺人については被害者1名で死刑を適用すれば幸せな国になる、というもの。他方[…]

無罪判決(しかし検察官控訴)

本年10月28日、名古屋地裁で無罪判決を得た(薬事法違反被告事件)。確定したら本欄で取り上げようと考えていたが、検察官控訴が出たので概要しか触れられない。 事案は、いわゆる「危険ドラッグ」の営利目的貯蔵であり、争点は色々[…]

秋の刑事弁護研修

研修に季節があるわけでもないが、この秋、他会の刑事弁護研修を3件、引き受けている。 岐阜 9月 要通訳事件(済) 富山 10月 捜査弁護(予定) 和歌山 10月 反対尋問(予定) 日弁連の講師派遣の中でも、要通訳事件は初[…]

GPS捜査in朝日新聞「耕論」

GPS捜査を無断で取り付けて監視する捜査手法については本欄でも取り上げたことがある。この問題に取り組む弁護士は数名(以上は)おり、私が必ずしも適任というわけでもないだろうが、朝日新聞「耕論」で発言の機会を頂いたので紹介し[…]

言葉もない(2)

【問題】 あなたから怪我をさせられたと主張し、そのことを警察・検察にも供述し終えた自称被害者が、あなたの知らないどこかの刑務所に服役しています。あなたは、その自称被害者のところへ行き、「怪我をさせられた」という主張を取り[…]

これが裁判の名に値するだろうか

本日付け名古屋地裁(刑事5部:奥山豪、髙橋里奈、金納達昭)の保釈却下決定に対する準抗告申立棄却決定の判断理由。 「本件は、覚せい剤の使用についての被告人の認識の有無が争点となると見込まれるところ、本件の事案の性質、本件の[…]

刑訴法改正案

現在、国会の法務委員会では改正刑訴法案の集中審議が行われている。相当大きな法改正であるが、特定秘密法や安保問題に比べると取り上げられ方はさほど大きくない。刑事弁護を扱う立場からは、国会の議事録を追いかけるに値するものと思[…]

GPS国賠

割と報道されているので御存じの方も多かろうと思う。警察が、捜査対象者に無断で同人の車両にGPSを設置し、その行動を監視することを組織的に展開している問題である。 平成25年に福岡地裁で、本年に入って大阪地裁(2例)で、何[…]

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