弁護士コラム

弁護士コラム カテゴリー:刑事弁護

本の紹介:黒い司法(ブライアン・スティーヴンソン)

「感動のノンフィクション」「史上最長のスタンディング・オベーション」等と帯で宣伝されていたので少々、敬遠していたが、ようやく読み始め、一気に読み終えた。 感想を書き連ねるより、幾つか書き抜いて紹介に代えようと思う。 政策[…]

弁護人の基本的使命を理解しない裁判体による裁判は違憲ではないか

タリウム等の名大生事件の名古屋地裁判決が各紙で報道された。複数の精神鑑定が飛び交っていた事件だけに無関心ではいられなかったが、その部分ではないところで「ぎょっとする」判決内容であったようだ。 毎日新聞の報道によれば、「山[…]

嘘は不利益事実を証明しない

3月は本欄の更新回数が多い。 個人的には、那覇地裁内外から市民の抗議活動の状況が撮影されていたという問題(沖縄弁護士会長の本年3月21日会長談話)も取り上げたいが、まずは昨日の不本意な判決を取り上げたい。 黙秘が不利益事[…]

一般人に在席命令?

本日、盛岡地裁の整理手続で「辞任」を余儀なくされた。双方に言い分はあろうが、直前に新証拠が提出されて反対尋問などできない(それどころか依頼者に事前に新証拠を受け渡すことすらできていない)状況下で、反対尋問まで進むと宣言さ[…]

GPS捜査を強制処分と判断した最高裁決定

本日、件名のとおりの最高裁判決が出た。 本コラムでも何度か、この話題を取り上げているとおり、私も(少し)関わりがある。 決定は、GPS捜査が「公権力による私的領域への侵入を伴うもの」と断じ、憲法35条を踏まえ強制処分に該[…]

無罪判決(そして確定)

本欄平成27年11月11日付け「無罪判決(しかし検察官控訴)」では、名古屋地裁の無罪判決が検察官控訴されたことを紹介した(その後、逆転有罪となり、現在は最高裁判所に係属中)。 さて、奇しくも同事案と同じ弁護人(当職及び事[…]

夜の保釈

年明けから捜査弁護の依頼が相次ぎ、気付くと同時に3件、身体拘束案件を受任する状態になっていた。 先日、上記のうち1件が起訴されたため、同日保釈を請求したのだが、起訴が午後2時30分、保釈請求が午後4時30分、金曜日なので[…]

親族と接見禁止(その2)

少々、コラム更新に時間が空いたが、親族の接見等禁止について、続きを書いてみたい。 年末1勝3敗と書いた。 うち「1勝」は、少々重大事件であるが、共犯者ABへ働き掛け、通謀が親族を介して行われるかも知れないとして接見等禁止[…]

警察組織が量刑に介入

毎日新聞の本年12月28日付け報道によると、愛知県は侵入盗の件数において群を抜いており、それを受けて「県警は今春、名古屋地検や名古屋地裁に対し、侵入盗で起訴された被告への求刑や判決の量刑を重くするよう要請した。初犯でも執[…]

親族と接見禁止(その1) 

今年もまた、沢山の冤罪が生まれた。 といっても、本稿は、「親族と接見禁止」について述べるものである。結論として、過剰に、親族とすら面会を禁じる裁判所の判断が横行し、およそ荒唐無稽と感じる域に達している。過剰な面会禁止も、[…]

慌ただしい捜査弁護

どの事件も、速やかに動くのが望ましい、と一般には言えるだろう。相対的には、捜査弁護などは、まずは速やかに動くのが生命線と言って過言ではあるまい。 先だって、福岡県の研修で、1日半で勾留却下まで漕ぎ着けた案件を紹介したとこ[…]

名古屋高裁における逆転無罪数「0」~そして雑感

孫引きになるが、某雑誌の指摘によると、2013年から2015年にかけての高裁逆転無罪は、総数43件であり、うち名古屋高裁は0件、ということである。実に実感にあう数字と言わなければならない。 昨年末来、高裁案件が急増した。[…]

刑事弁護と真実義務と懲戒(その二・完)

もし、本件懲戒事例で、弁護人が積極的に「単独犯」であるとの虚偽事実を展開したのであれば、(依頼元や)依頼者の意向がどうあれ、消極的真実義務に反したという誹りは免れまい。とはいえ、依頼者の意向が単独犯を主張するところにあっ[…]

刑事弁護と真実義務と懲戒(その一)

最近、知人から教えられた、埼玉の懲戒事例は、報道によると次のようなものである(12月08日付け東京新聞ウェブサイトより引用)。 「弁護士会によると、この事件は二人の男による共犯だったが、一人が先に傷害容疑で逮捕された。そ[…]

平成28年~平成29年の冬の研修

平成28年12月 福岡(捜査弁護) 平成29年1月  刑弁フォーラム(デジタルフォレンジック企業の御伴) 平成29年1月  愛知(捜査弁護) 平成29年2月  佐賀(整理手続+反対尋問) 刑弁センターを飛び出した余波で、[…]

国選と私選(その2・完)

  さて、(その1)のとおり、今や国選をや「れ」ないが、法テラスが立ち上がるまでは大いに国選弁護を受任していた(ついでに言えば、今でも医療観察法の国選付添は法テラスと契約しなくてもできるので、断らないようにして[…]

唖然とした心外な出来事「そして国賠へ」

接見禁止中のAさんに、弁護士費用の取り立ての用事があり、面会しようと考えた。Aさんが逮捕される前に頼まれた仕事に関する、弁護士費用の支払いが滞っているからである。 弁護士と言えども、「弁護人(+なろうとする者)」での面会[…]

刑事弁護と適正価格

刑事弁護専門を標榜する某事務所に依頼したところ、預かり金を含め200万円を請求された、という依頼者の相談を受けたことがある。 その事案は、結局、逮捕後に私が受任し、着手金20万、関連事件の再逮捕+10万、罪体には争いがな[…]

国選と私選(その一)

私は国選事件をやらない。やらないというよりはやれない。 や「れ」ない理由は、法テラスと契約したくないから。それに尽きる。 法テラスの約款は、国選弁護に要する実費に関し、特定の類型にのみ上限3万円で支出を認め、その余は自己[…]

保釈裁判の現状を考える(その二・完)

前回「その一」で、認容決定の現実的危険論を批判した。 「かもしれない」の「三乗」を現実的危険と表現すべきとは、到底考えられないからである。「かもしれない」を重ね掛けしなければ説明できない出来事は、現実的にはそうそう、ない[…]

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