弁護士コラム

弁護士コラム カテゴリー:刑事弁護

書籍の紹介~刑事手続の新展開「被疑者の身体拘束」

成文堂「刑事手続の新展開」に少しだけ執筆させて頂いたので、本欄でも紹介しておく。 1988年に第1弾、2002年に第2弾と版を改め、今回が第3弾である。不幸にして、あらかた原稿が出来あがってきたあたりで2016年の刑訴法[…]

勾留係からの回答

本欄本年9月7日の裁判所への質問状の件(勾留請求された、意見書を出すなら早くと言われたので出したのに、蓋を開けると勾留に関する裁判なしに釈放になっていたこと)は、9月25日、勾留係より電話での回答があった。 3番、つまり[…]

裁判所による被告人の身体検査(と偏見)

この6~7月くらいからか、収容されていない事案(つまり在宅か保釈か)で、判決言い渡しの時に、「被告人の身体検査をするから10分くらい前に来て下さい」と言われるようになった。 判決言い渡しを受けた保釈中の被告人が刃傷沙汰に[…]

接見室予約制

本欄本年9月7日で例のごとく初動の重要性を強調したところだが、この事案では、他の弁護人から接見予定を融通して貰い、資料準備のための初回接見時間を確保することが出来たという内幕がある。 愛知県内の警察では、予め接見時間を予[…]

人質司法の感覚

先日の保釈案件。 罪名を争わない、証拠も同意する、という方針を書面にして提出したので、第1回前の保釈も楽々だろうと思っていたら、検察官は「不相当」意見だったことを後から知った。 捜査段階は黙秘だったとは言え、あんまりな話[…]

正午からの開廷

当たり前だが裁判所にも休み時間はある。正午から午後1時は、職員の休憩時間であり、開廷されることはない(ずれ込むことはある)。 しかし先日、開廷時間が正午からと指定される珍しい刑事法廷を経験した。 経緯はこうである。前日、[…]

裁判所に質問状を送付する件

逮捕直後に接見依頼を頂いた件で、2日後、勾留されず釈放と相成った。それはそれで大変良かったのだが(常々思うが、本当に瞬発力と発想力、準備準備がものを言う分野だ)、釈然としなかったのは、裁判所から「勾留請求がされました」と[…]

一部執行猶予制度についての雑感

先日、はじめて一部執行猶予判決を受けた。 実刑判決の一種で、近時、法定されたこの制度は、刑事政策的にはいわゆるダイバージョンDiversionとして注目されているだろうし、そろそろ実際に実刑部分を終えて残刑部分の執行を猶[…]

ある(別の)裁判官面談

  本欄「ある裁判官面談」で、特に若手裁判官の身体拘束裁判の面談が紋切り型で意味がない趣旨の指摘をしたところであったが、つい先日の若手裁判官との面談は面白かった。 せいぜい5分かな、と思いつつ参上したところが、[…]

裁判例紹介(裁判官が公判手続調書に虚偽記載を行った可能性が否定できないとされた大阪高判)

大阪高判平成29年7月6日(裁判所HP)は、実に琴線に触れる事案である。 事案は、第1審において検察官が被害者参加人による被告人質問の許可を申し出た際に検察官の意見を付し忘れたまま被告人質問が許可されたところ、公判手続調[…]

一部解除の職権発動を求めるか、準抗告か

接見等禁止決定は、とりあえず包括的に付される。 もし、「家族と外部交通したい」等の要望があれば、手っ取り早いのは、その範囲で接見等禁止決定を変更させることである。 方法としては、一部解除の職権発動を求めるか、例外を増やす[…]

またも拘置所と一触即発

つい昨日のこと。 その日届いた謄写記録を持参して依頼者の接見に行き、いつもどおりに「今からの接見で使うので持参させて下さい」と告げると・・「翌日が期日で無い限り前日に差し入れたものでなければ対応できません」と。今日の今日[…]

刑事訴訟法の基本問題(と裁判官)

(問題) 警察官甲は、警察官乙と丙が巻き尺を用いて測定した、物体A~Hのそれぞれの長さが読み上げられる都度、これをメモし、捜査報告書にまとめた。警察官甲は、A~Hの長さが測定される際、巻き尺をのぞき込むこともあったが、の[…]

初動

本欄本年6月3日付けで「『3桁万円持って来い』から始まる事務所に電話してしまったものの、高額故に依頼できず、ネット検索で当事務所に辿り着いたという。予定を差し替えて3時間ほど確保し、まずは主導的に進められる見通しが付いた[…]

ある裁判官面談

釈放を求める裁判の時、しばしば裁判官との面談を求める。 裁判所側は余り意味も無いと思っているようだが、弁護人の立場からは(もちろん書面により意を尽くすべきことは勿論であるが)裁判所の問題関心を探り、建設的に意見交換をし、[…]

当事者は当事者席に

以前(本欄2016年9月20日付け)、身体拘束下の被告人でも弁護人の隣に着席して裁判を進めた控訴審案件を紹介した。 当事者を当事者席に座らせるという、言われてみれば当たり前のこのことは、だいぶ当たり前の光景にはなりつつあ[…]

「供述録取書」制度は廃止すれば良い

本欄を目にする方の多くには言うまでもなかろうが、捜査官の作成する供述録取書は公判での攻防を見据えると百害あって一利なしというのが私の持論であり、刑事弁護実務家にもさしたる異論無く一致を見るところであろうと思う。万全の状態[…]

おそるべし「裁判員裁判の抗弁」

周辺でちょいちょい言われる言葉だが、要するに裁判員裁判のせいで通常事件の審理が窮屈・変則・先送りになるということである。「そこから3週間は別件の裁判員があるので差し支え」等というように。 裁判員裁判であれ、通常事件であれ[…]

「勾留の必要性」要件を考える

折角なので、先日の準抗告認容決定を取り上げよう(堀内満、小野寺健太、堀田康介の3名からなる合議体)。 同決定は、原決定と異なり3号事由は否定したが、2号事由は肯定した。その上で、以下のように述べて勾留の必要性要件を否定し[…]

沖縄における市民運動監視、そして共謀罪について

1.件名に関し、まずは遅まきながら「那覇地方裁判所の警備に関する会長談話」(沖縄県弁護士会本年3月21日付け)を取り上げたい。 米軍基地建設に反対する抗議活動に関連する刑事事件が那覇地裁で行われた本年3月17日、裁判所は[…]

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