弁護士コラム

弁護士コラム カテゴリー:その他

東電は恥を知るべきだ

1年半以上にわたり原子力損害賠償紛争解決センターで審理されてきたADR案件について、漸くセンターから和解案が示された。一言で言えば、東電の認容額と3倍以上の開きのある和解案であった。 すると東電から、和解案は呑めないとい[…]

腰縄手錠の開錠問題

どれもこれも報道されていることだが、今週に入り、注目すべき判決が相次いだ。 1.在外者の国民審査権 2.強制不妊国賠 3.布川再審国賠 4.腰縄手錠国賠 4の腰縄手錠問題は、本人から言い出してくれないと弁護人といえど「こ[…]

丸山穂高議員問題(憲法論として)

外交問題を戦争で解決するしかないという趣旨の発言をした丸山穂高議員問題が話題である。議員の失言を本欄で取り上げる必要はないが、今回は憲法問題が絡むので取り上げておこうと思う。 辞任勧告決議案は、①元島民の方々のお気持ちを[…]

裁判員制度「10周年」に寄せて

この5月で裁判員裁判制度「10周年」となり、その手の特集も目に付くし、取材を受ける機会も増えた(「10年」を節目と騒ぐ感性は理解できないが注目が集まるなら良いことだろう)。メディア関係者がどういう思惑から私を取材対象にす[…]

10連休と被収容者の外部交通権

本欄昨年11月14日付けで十連休法案は慎重に審理すべきだと述べ、身体拘束下の被告人にも目配りせよと指摘したが、(当たり前だけれども)十連休は既に現実のものとなっている。 さて、(代用でない方の)刑事施設は、弁護人であって[…]

「愛知県弁護士会の凋落」の後日譚(出直しどころか・・)

 かつて渦中の当事者として憤懣やるかたなく連載した「愛知県弁護士会の凋落」について、刑弁委を辞めて少ししてからは特に関係する情報を得ようという気も失せ、関心を持たなくなっていたところではあったが、ひょんなことから、処置案[…]

身体検査@岐阜地裁

キッチンタイマー裁判官こと鈴木芳胤判事の話題を出したので、続きで、同判事による被告人に対する身体検査の顛末を紹介しておきたい。 ことの起こりは、「判決日だけは被告人の身体検査をするので協力を」と要請されたことである。協力[…]

愛犬等のマイクロチップ名義変更を巡る訴訟

獣医師会等が運用しているマイクロチップ制度というものがある。愛犬等に装着して飼い主情報を登録しておくと専用読み取り機から飼い主情報が判明するので、例えば愛犬等が行方不明になった時にも飼い主が判明して無事に保護されるという[…]

頸椎症性脊髄症の発症機序

本欄は基本、刑事事件と時に憲法の話題が殆どであるが、勿論、民事事件や家事事件をやらないというわけではない。寧ろ、「刑事事件しかやらない」場合、実務法曹としての技量は劣るだろう可能性が高いと思っているので、どの分野も相当件[…]

憲法を考える本(日本ペンクラブ編)

本欄本年1月13日で紹介した「憲法についていま私が考えること(日本ペンクラブ編)」の前身的位置付けである「憲法を考える本」を読んでいる。というより、買うしかないと判断したので、読んでいた、というべきか。美濃部の「憲法講話[…]

とある「刑事専門」事務所との紛議

下級審を担当した「刑事専門」事務所の弁護活動に不満を持つ依頼者の依頼を受け、同事務所を相手取った紛議調停を起こしたことがある。 紛議調停とは「弁護士とのトラブルについて、弁護士会が間に入って解決の道を探る紛議調停という制[…]

書評:憲法についていま私が考えること(日本ペンクラブ編)

ようやく読んだのだが、これは読まれるべき本だと感じた。私は弁護士の中でも仕事の中で憲法に言及することが多い方だろうと自負するが、知らず知らず法律という狭い箱に閉じこもっており、かくも憲法が血肉の通ったものだとは・・どうに[…]

入管の「1年ルール」実現例

本欄本年2月17日「再審情願に新たな動き・・」で報告した、入管の「1年ルール」。 適用条件は依然として不明であるが、退令発付処分が確定している事案で、従来なら再審情願+在特義務付け訴訟でしのぎを削るべき事案について、「た[…]

弁護士倫理研修(刑事弁護倫理研修も必要では?)

弁護士会は、弁護士倫理涵養のため義務研修をも導入し、一定年数毎に倫理研修を受けなければならないとしている。日弁連単位あるいは他会の実情は知らないが、愛知県弁護士会では一定年数が経過すると5年ごとであり、座学だけではなく討[…]

税務署による脱法的給与口座の差押え

先日の出来事。税金の滞納があり滞納処分で給与口座をまるごと差し押さえられたという相談を受けた。 一般論として、生計の基礎となる給与については(民事執行法であれ税法であれ)差押え禁止部分がある。従って、給与債権を標的にする[…]

研修生(実習生)アンケート問題について

法務省の研修生制度に関するアンケートの不正確さが話題である。「低賃金だから逃げた」を「より高い賃金を求め」に言い換え、更にその割合をより高く弾き出していたということだが、後者が故意か過失かはともかくとして、前者の言い換え[…]

10連休法案は慎重に審理すべき

10連休法案が閣議決定された。官房長官によれば「国民こぞって祝意を表すために祝日扱いにする。連続した休暇を取ることでゆとりのある国民生活の実現を期待したい」とのことである。 「こぞって祝意」強制の問題については、かつて本[…]

名古屋拘置所は謝らない

本欄で取り上げた「毛髪宅下げ国賠」が確定したことを受けて、名古屋拘置所に対し、謝罪と、改善策の説明を要求した。 行政機関が刑訴法及び被収容者処遇法に反する宅下げ妨害を行った以上は、法の支配を回復するため、謝罪と改善策の確[…]

皇室会議の議事非公開問題に思う

少し古い話になるが、昨年12月に皇室会議の「議事概要」が公表され、その際、首相を除く出席者の発言内容が明らかにされなかったことが話題を呼んだ。 その理由は、「国民がこぞってお祝いすべきであり、(発言内容の明示は)好ましい[…]

ミシェル・ウエルベック曰く

「表現の自由は絶対的なもので、つねに多少の挑発をふくむ」のだそうだ。なんとなく突き刺さるものがあり気に留まった。 「挑発」の原語がどのようなものか、気になるし、それが向けられる先は弱者ではあるまい。しかしそれでも、そうあ[…]

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