弁護士コラム

弁護士コラム

「愛知県弁護士会の凋落」の後日譚(出直しどころか・・)

 かつて渦中の当事者として憤懣やるかたなく連載した「愛知県弁護士会の凋落」について、刑弁委を辞めて少ししてからは特に関係する情報を得ようという気も失せ、関心を持たなくなっていたところではあったが、ひょんなことから、処置案[…]

秋田地判平成31年3月1日(刑務所検閲系の国賠)

興味深い判決なので取り上げたい。 刑務所内の処遇に関し受刑者から訴訟を受任していた弁護士が、その事務処理のために受刑者と遣り取りをする際の信書について、どのような検閲が許されるか。 被収容者処遇法127条2項3号は、そう[…]

休日の名古屋地裁本庁での勾留質問時の構内接見、裁判官面談に関する電話連絡

かねて本欄で、時間外にこちらから裁判所に連絡を入れる方法がないことの問題性を指摘していたところであるが、このほど、「土日祝日の午前8時45分から午後9時まで」限定ではあるが、時間外受付に直接電話する方法が制度化された。 […]

疑似立会

本欄でおなじみの取調べ立会問題。 「調書を作る」方針の事件で、立会についてかなり折衝した末に生まれた産物が、「調書のコピーを弁護人に交付し、被疑者と打ち合わせて署名するかどうか決める」という代物であった。 コピーを入手し[…]

否認と保釈

ゴーン氏の件で、「否認事件で整理手続前に保釈されるのは異例」「今回の準抗告棄却決定は先駆けとなる価値がある」等と報じられている。 私も、特に否認事件における裁判所の身体拘束への固執は異常であり、最早、病的という事態が長ら[…]

身体検査@岐阜地裁

キッチンタイマー裁判官こと鈴木芳胤判事の話題を出したので、続きで、同判事による被告人に対する身体検査の顛末を紹介しておきたい。 ことの起こりは、「判決日だけは被告人の身体検査をするので協力を」と要請されたことである。協力[…]

キッチンタイマー裁判官

とある裁判員裁判における訴訟指揮について取り上げたい。 問題はこうである(特定性を薄めるために本質に関わらない部分を改変した)。 被害者側は「犯人に待ち伏せされた」と言いたい。 しかし、検察官はそういう論調の証拠は出さな[…]

愛犬等のマイクロチップ名義変更を巡る訴訟

獣医師会等が運用しているマイクロチップ制度というものがある。愛犬等に装着して飼い主情報を登録しておくと専用読み取り機から飼い主情報が判明するので、例えば愛犬等が行方不明になった時にも飼い主が判明して無事に保護されるという[…]

頸椎症性脊髄症の発症機序

本欄は基本、刑事事件と時に憲法の話題が殆どであるが、勿論、民事事件や家事事件をやらないというわけではない。寧ろ、「刑事事件しかやらない」場合、実務法曹としての技量は劣るだろう可能性が高いと思っているので、どの分野も相当件[…]

反対尋問準備

尋問実施直前に検察側証人の話が大きく変わる。 あってはならないことだが、どうしても人間(証人も人間だし、準備する検察官も人間だから、完璧は期しがたい)のことだからしょうがない。 問題は、こうなった場合、きちんと反対尋問権[…]

「捜査の初動」講演

第2回「季刊刑事弁護新人賞授賞式記念講演」を依頼され、お題は自由に選べそうだったので「捜査の初動」を選んだ(なお、季刊刑事弁護新人賞自体は既に16回目くらいを数える。「第2回」なのは記念講演の方だ。)。 「捜査の初動」は[…]

先日の保釈準抗告認容決定

名古屋地裁刑事第4部(神田大助裁判長)。 「もっとも、被告人が被害者と接触しない旨誓約していること等を考慮すれば、上記罪証隠滅のおそれはさほど高いとはいえない」 勿論、誓約書は、原決定審(保釈却下決定)から提出している。[…]

責任能力の研修

ひょっとすると2年ぶりくらいに責任能力研修を引き受けた。 どの分野でも日進月歩の世界だが、責任能力分野も、昨年10月に出された司法研究の解読や、「7つの着眼点」だの「8ステップ」だのを体系的に整理立てて理解する作業等、次[…]

憲法を考える本(日本ペンクラブ編)

本欄本年1月13日で紹介した「憲法についていま私が考えること(日本ペンクラブ編)」の前身的位置付けである「憲法を考える本」を読んでいる。というより、買うしかないと判断したので、読んでいた、というべきか。美濃部の「憲法講話[…]

法廷弁護技術研修

10年ちょっと前に「来日」し、その後、全国各地で繰り返し開催されている弁護士向けの研修に「法廷弁護技術研修」がある。実践的な事件教材をもとに、冒頭陳述から弁論まで2~3日かけて、時には同じ課題を何度も繰り返し、基本的な型[…]

保釈されない理由を知りたい

一部執行猶予実刑の直後の控訴保釈が不許可となった。 その理由。 まずは原決定「禁錮以上の刑に処する判決の宣告があったものであり、かつ、職権で保釈を許すことも適当とは認められない。」。 続いて抗告棄却決定「刑訴法89条の適[…]

被告人「に」直接、話すべきだろう

先日のとある法廷の風景。 起訴から2か月が経過するのに検察官は「詳細な立証計画が出せない。鑑定依頼中。」という。被告人は身体拘束されている。 鑑定の見通しが翌週半ばにはというので、次回期日はその更に翌週に入れて欲しいと要[…]

電光石火の準抗告認容

某支部で勾留準抗告が認容された。事案に見るべき特徴があるわけではないが、申し立ててから僅か2時間での認容は裁判所の気概を垣間見た思いがする。金曜も夕方にさしかかる中の申立であったが、まさか土曜に持ち越そうなどとは夢にも思[…]

とある「刑事専門」事務所との紛議

下級審を担当した「刑事専門」事務所の弁護活動に不満を持つ依頼者の依頼を受け、同事務所を相手取った紛議調停を起こしたことがある。 紛議調停とは「弁護士とのトラブルについて、弁護士会が間に入って解決の道を探る紛議調停という制[…]

勾留状「写し」の交付

本欄でも度々、取り上げているが、土日祝日にかかる時期の裁判所との遣り取りは、時に極めて切実になる。近時の一例は、(ある意味で若干の失敗談でもあるが、)裁判所と検察庁が機敏に対応し、憲法上の権利が全うされた例として報告され[…]

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