弁護士コラム

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黙秘と勾留延長

起訴前勾留が遂に5か月を超えた依頼者に対し、更に10日間の勾留延長(8件目)が認められるという異常事態に、剰え延長理由に「被疑者取調未了」が掲げられているという事態を目の当たりにし、なかなか平静では居られないところである[…]

今冬の研修

この冬(2018年12月~)は、割と研修の依頼が多い。約2か月の間に、 青森(捜査弁護) 東京(要通訳) 多摩(反対尋問) 千葉(責任能力) 講演(捜査弁護) と、こんな感じに予定されている。 千葉での研修は初めて(千葉[…]

名古屋拘置所は謝らない

本欄で取り上げた「毛髪宅下げ国賠」が確定したことを受けて、名古屋拘置所に対し、謝罪と、改善策の説明を要求した。 行政機関が刑訴法及び被収容者処遇法に反する宅下げ妨害を行った以上は、法の支配を回復するため、謝罪と改善策の確[…]

皇室会議の議事非公開問題に思う

少し古い話になるが、昨年12月に皇室会議の「議事概要」が公表され、その際、首相を除く出席者の発言内容が明らかにされなかったことが話題を呼んだ。 その理由は、「国民がこぞってお祝いすべきであり、(発言内容の明示は)好ましい[…]

最一小平成30年10月25日判決に思う

事件名「接見妨害等国家賠償請求事件」。 刑事被告人について、保護房収容中を理由に、弁護人から接見申出があったことも伝えず接見をさせなかったことの違法性が争われた事案である。 最高裁判決の結論を一言で言えば、「連れ出せない[…]

在宅被疑者が取り調べに弁護人を同席させる権利~第3弾

またまた、在宅被疑者が取り調べに弁護人を同席させる権利を巡り、逮捕事案となるも勾留請求が却下されるという出来事が発生した。(幸いにして私の担当案件ではなく、)今度は大阪方面から聞き知った事例である。 なお、関連する本欄の[…]

裁判員裁判「振り返り会」

おそらく各地で行われているのだろう、裁判員裁判後に法曹三者が非公式に集まり、その事件の(主として)手続面や進行面、裁判員の反応の善し悪しなどについて振り返る催しである。独りよがりにならないためにも実に興味深いものなのだが[…]

ミシェル・ウエルベック曰く

「表現の自由は絶対的なもので、つねに多少の挑発をふくむ」のだそうだ。なんとなく突き刺さるものがあり気に留まった。 「挑発」の原語がどのようなものか、気になるし、それが向けられる先は弱者ではあるまい。しかしそれでも、そうあ[…]

岡口判事事件大法廷決定を読む

この事件を2度取り上げたからには、大法廷決定について一言二言、述べないわけには行かないだろう。既に裁判所HPにも掲載されているが、平成30年10月17日付け大法廷決定である。 全面的に駄目な決定で、救いがたい内容である。[…]

犯罪捜査規範を読まない警察官

安城警察署と取調べ同席を巡って揉めている。 罪名で言えば裁判員対象事案、事件直後に措置入院となり数ヶ月という依頼者の属性もあり、最大限慎重な対処が要求される事案である。 例のごとく「やっていない」というので、「やっていな[…]

これでいいのか接見等禁止決定

まずは実父部分を除外した準抗告の認容決定を引用。 「一件記録に照らし、また、準抗告申立書添付の資料からうかがわれる被疑者とその父との交流状況や、父との交流がなお若年といえる被疑者に与える肯定的な影響にかんがみ、被疑者の父[…]

「毛髪宅下げ国賠」確定

本年9月21日に本欄で報告した「毛髪宅下げ国賠」は国側の控訴なく確定した。 これにより、刑事施設が生体試料の宅下げを被収容者処遇法50条の適用を受けないとして宅下げを拒むことはできなくなった、と言える。3号はほぼ問題とな[…]

ちょっとした取調べに同席

先日、「被害届と示談合意書との明細内容を付き合わせて、ついでに反省状況を録りたい」という愛知県警察(北警察署)からの要望を受けて、依頼者の取調べに同席した。 もう被害届も取り下げられた後だったので、警察的には「重要参考人[…]

事件数(平成30年)

事件数の整理も5年目。 総事件数は余り変化していないようだが、ここ数ヶ月でばたばたと終わっていった事件が複数あるので、新しい事件が匹敵するくらいには来ていると言うことだろう。 刑事事件は全体的に変わらない。成果は上がって[…]

仙台高裁、盛岡地裁の有罪判決を破棄し審理を差し戻す

件名のニュースが共同通信から配信されている。 【引用】「高裁の嶋原文雄裁判長は、検察側が安全な車間距離を具体的に明示せず、事故を回避できたかどうかの立証が不十分だったと指摘。『地裁は、安全な車間距離を独自に解釈して不意打[…]

東京高裁長官らが告発されたとのこと

例の岡口判事の分限裁判に関するブログに掲載されている資料には、同判事が、東京高裁長官らからtwitterをやめるよう叱責され、更に「分限裁判でクビになってしまったら・・」等と裁判官の身分を盾に取られた生々しい状況を記載し[…]

毛髪宅下げ国賠で勝訴

本日、名古屋地裁において、「毛髪宅下げ国賠」で勝訴した(地裁民事8部合議係、桃崎剛裁判長)。 事案は、弁護側で独自に依頼者のDNA鑑定をし直すべく、名古屋拘置所収容中の依頼者に毛髪の宅下げを指示したところ、名古屋拘置所長[…]

面会妨害に対する仮の差止め決定案件のその後

平成29年4月26日付け本欄で、再審の打合せのための面会を妨害され続けたことについて、行政事件訴訟法上の仮の救済措置が活用され、認容された事例を報告した。 その後、本案はどうなったのかと気にかけていたところ、この9月19[…]

裁判官の「身体検査」について考える

米国連邦最高裁判所判事の「身体検査」が話題になっている。 報道を総合して判断すると、カバノー候補が、「17歳の時、パーティーに同席していた15歳の女性を、酔余、寝室に連れ込み、服を脱がそうとした」行為が判事の適格性を失わ[…]

処分保留・再逮捕の繰り返しを抑止する方法について

昨日付け本欄で、不透明なまま不利益処分がどんどんと進んでいく恐ろしさを指摘したが、それを受けて書こうと思い立ったのは、常習的連続的な窃盗事犯の可能性があると裁判所側の認定する被疑者が、20日満期で逮捕勾留されること5回、[…]

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