弁護士コラム

弁護士コラム カテゴリー:研究活動

愛知県弁護士会の凋落(6)「審査経過~取引、圧力」

【圧力】 これまで論じてきたように、本件は、刑事弁護の技術や精神に根ざした議論が必要である。私に言わせれば、それ以外の要素は不要である(弁抜き法案の再来を恐れる意見については別途、触れたい)。 にもかかわらず、政治的と言[…]

愛知県弁護士会の凋落(5)「審査経過~調査部会」

【はじめに】 本稿からは、本件の審査経過について述べていきたい。 最初に断っておくと、刑事弁護委員が集まっての議事は、非公開である。非公開の趣旨が対象弁護士の名誉保護であるなら、私が寧ろ全てを公にしたがっている以上、全て[…]

愛知県弁護士会の凋落(4)「処置請求制度について~事例と議論~」

【手続について】 本稿で処置請求の手続を細かく論じるつもりはない。 日弁連には処理規程があるが、かなり簡素な規程であり、対象弁護士には「助言」「指導」更には懲戒手続に進む不利益処分が予定されていること、逆に、裁判所、検察[…]

愛知県弁護士会の凋落(3)「辞任以外の対抗手段があったか?」

【反対尋問を避けるために他の方法があるか】 前稿(2)で、反対尋問に入ること自体が間違いであることが確認できた。 そして、後藤弁護士は、それを避けるには辞任しか方法が残されていなかったと意見されている。私も全く同感である[…]

愛知県弁護士会の凋落(2)「反対尋問の性質を考える」

【反対尋問の性質】 連載(1)で述べたとおり、本件では、(整理手続を終結させ、引き続き審理入りする予定で、)同日に尋問予定であった証人Aについて、その数日前にAの供述録取書等が新たに開示・請求され、更に前日、専門家証人B[…]

愛知県弁護士会の凋落(1)「不合理な訴訟指揮に対抗する刑事弁護の宿命」

【過料決定の論理】 辞任後の在席命令が有効であるとすれば、辞任は無効だと言うことになる。その論理はどこに求められるのか。 過料決定審の論理は、決定理由によると、手続の進行を阻止する為に行われた辞任は「少なくとも上記公判前[…]

愛知県弁護士会の凋落~処置請求事件を巡って(はじめに)

(おことわり) 本欄は、刑事事件や行政事件の実務に関心のある層が主な閲覧者と思うが、こちらもそのつもりで、弁護実践により得た知見等を積極的に公表し、また、意見交換のとっかかりとなるよう努めている。 これから連載する「愛知[…]

起訴前鑑定留置に対する一連の弁護活動の顛末(その5・完)

随分と長期連載になった。 「その4」で弁護側の準抗告が一部認容されたことまで述べた。 検察官はこれに対し、直ちに、鑑定留置期間延長請求を行い、名古屋簡裁はこれを却下したところ、検察官は準抗告した。 弁護人は、名古屋簡裁の[…]

起訴前鑑定留置に対する一連の弁護活動の顛末(その4)

3ヶ月半の鑑定留置期間決定に対し、準抗告を申し立てた。 取消事由として立てたのは以下の5点である。 ① 精神鑑定が不要なのに鑑定留置決定を行った違法 ② 精神鑑定が不可能なのに鑑定留置決定を行った違法 ③ 精神鑑定が不可[…]

起訴前留置鑑定に対する一連の弁護活動の顛末(その3)

さて、鑑定留置理由開示公判の理由である。 改めて説明すると、本件は、私の目から見て責任能力が問題になりそうとは思えない事案であった。そして、黙秘権行使の実効性を高める上でも弁護方針として鑑定には協力しないという立場を採用[…]

起訴前鑑定留置に対する一連の弁護活動の顛末(その2)

おさらいとして、条文は刑訴規則131条が重要である。 「鑑定のためにする被告人の留置については、この規則に特別の定のあるもののほか、勾留に関する規定を準用する」 このおかげで、鑑定留置状謄本(=勾留状謄本)も入手できるし[…]

起訴前鑑定留置に対する一連の弁護活動の顛末(その1)

近時、起訴前鑑定留置に対し「不必要」の立場から弁護活動を展開する機会を得た。現在進行形の事件でもあるので、罪名は「裁判員対象罪名」という程にしておくが、結論を先に記すと、 1.弁護人の反対にも関わらず検察官(井川貴文検事[…]

準抗告裁判研究書の発売

先日11月27日に宣伝した研究書の続報。 奥付は12月25日だが、12月20日ころから、お求め頂けるとのこと。 現代人文社のウェブサイトでも既に掲載されている。 http://www.genjin.jp/book/b34[…]

準抗告裁判研究書の宣伝(予告)

足かけ3年半、有望株の若手(当時)数名を集めて開始した「身柄裁判」研究を、ようやく書籍にして発刊するところまでたどり着いた。 その名も「勾留準抗告に取り組む――99事例からみる傾向と対策」である。99事例もの決定文を収録[…]

季刊刑事弁護に寄稿

季刊刑事弁護通巻91号に、身体拘束されている被告人が(接見室以外で)証拠物を閲覧した経験談をまとめた論考を寄稿した。本欄「 身体拘束された被告人の証拠物閲覧」で紹介した経験談に、法的な考察を加えたものである。 同誌に寄稿[…]

刑法学会

数年ぶりに刑法学会に参加した(といってもWSで話題提供する局面だけだが)。秘密交通権について、裁判例を確認し、研究者の御意見を拝聴できたのは、やはり貴重な機会であった。土日に開催されるためもあり、なかなか参加できない時期[…]

在特許可2例、関連して「在特義務付け訴訟」について(その1)

1.近時、2件で在留特別許可を得た。 (1)うち1件は、先日本欄で紹介した名古屋高判平成29年3月16日(藤山雅行裁判長、上杉英司裁判官、丹下将克裁判官)の事案である。国側上告なく確定し(国側は形勢不利とみるや上告しない[…]

不起訴理由の開示

1月に入り、「嫌疑不十分」不起訴が3件、相次いだ。 「嫌疑不十分」と分かるのは、刑訴法259条に基づく不起訴結果通知に、不起訴理由が書き込まれていたからだ。 同条は「検察官は、事件につき公訴を提起しない処分をした場合にお[…]

書籍の宣伝「訴訟能力を争う刑事弁護」

この度、共著で掲記書籍を著したので宣伝を。 刑事事件における訴訟能力との出会いは、おそらく弁護士2年目に遡ろう。中程度精神遅滞がある被告人の建造物侵入案件について第1審が実刑であったところ、控訴審で裁判所の理解に恵まれ([…]

大学教育(名大ローの刑事実務科目を担当する)

過去数年、名大ローの行政法講師を引き受けていたことがある。(白状すると系統立った行政法を学んだことは無く、至って独学ではあるのだが、)理論と実務の双方に一定の蓄積がある実務家はそう多くないだろうと思い、引き受けたものであ[…]

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