弁護士コラム

弁護士コラム

唖然とした心外な出来事「そして国賠へ」

接見禁止中のAさんに、弁護士費用の取り立ての用事があり、面会しようと考えた。Aさんが逮捕される前に頼まれた仕事に関する、弁護士費用の支払いが滞っているからである。 弁護士と言えども、「弁護人(+なろうとする者)」での面会[…]

刑事弁護と適正価格

刑事弁護専門を標榜する某事務所に依頼したところ、預かり金を含め200万円を請求された、という依頼者の相談を受けたことがある。 その事案は、結局、逮捕後に私が受任し、着手金20万、関連事件の再逮捕+10万、罪体には争いがな[…]

国選と私選(その一)

私は国選事件をやらない。やらないというよりはやれない。 や「れ」ない理由は、法テラスと契約したくないから。それに尽きる。 法テラスの約款は、国選弁護に要する実費に関し、特定の類型にのみ上限3万円で支出を認め、その余は自己[…]

保釈裁判の現状を考える(その二・完)

前回「その一」で、認容決定の現実的危険論を批判した。 「かもしれない」の「三乗」を現実的危険と表現すべきとは、到底考えられないからである。「かもしれない」を重ね掛けしなければ説明できない出来事は、現実的にはそうそう、ない[…]

保釈裁判の現状を考える(その一)

本日、保釈却下に対する準抗告認容決定を得た(景山太郎裁判長、引馬裁判官、那智裁判官からなる合議体)。 10月7日に起訴→同日保釈請求・却下→8日に準抗告・棄却→特別抗告棄却→21日に証拠開示を受けて公訴事実に対する意見+[…]

街角での出来事

先日、判決公判に向かうにあたり(その結果は本年10月17日の本欄の通り)なんとなく普通より15分も早く事務所を出たのだが、外堀と丸の内の交差点で信号待ちをしていると、ふらふら歩く高齢男性が、いきなり転倒して後頭部を路面に[…]

逆転有罪・・

本欄、平成27年11月11日で報告した無罪事件の検察控訴事案は、あえなく破棄・有罪判決となった(平成28年10月17日、名古屋高裁刑事第2部、村山浩昭裁判長)。この裁判長下でも着任後の1年半で無罪維持が1件(は)あること[…]

事件数(平成28年)

事件数の整理、3年目。 刑事事件は、今年更に裁判員裁判を2件、受任した。他方、判決に至ったものはないので、結局、増える一方である。他地域の方が多いこともあり、限界も近いかもしれない。 また、控訴審(から)の受任が急増した[…]

自民党=軍事による国威発揚

共同通信等の報道によれば、本年9月26日の衆議院における主張の所信表明演説において、「首相は『今この瞬間も、海上保安庁、警察、自衛隊の諸君が、任務に当たっています』と訴えた上で『今この場所から、心からの敬意を表そうではあ[…]

書籍の宣伝「訴訟能力を争う刑事弁護」

この度、共著で掲記書籍を著したので宣伝を。 刑事事件における訴訟能力との出会いは、おそらく弁護士2年目に遡ろう。中程度精神遅滞がある被告人の建造物侵入案件について第1審が実刑であったところ、控訴審で裁判所の理解に恵まれ([…]

身体拘束下の被告人、弁護人の隣に座る@名古屋高裁

本日の名古屋高裁、大法廷での検察側証人尋問が実施されたが、実施に先立ち被告人を弁護人の隣に着席させるよう申し入れ、すんなりと認められた(山口裕之裁判長)。裁判員裁判ではすっかり定着した、この光景、実は裁判員裁判以外では極[…]

信頼関係と辞任

ここのところ、2件、代理人を辞任した。今年に入ってから、別に2件、辞任した案件があるので、なんとなく多い気がする。基本的には依頼者の不払い・・というより音信不通や状況の変化によることが多く、こちらは被害者的に考えているの[…]

接見禁止と「宅急便?」「床屋?」・・「本!」

勾留されている被疑者被告人が、外部との交通を利用して罪証隠滅(や逃亡・・これは滅多に観念できない)に及ぶと疑うに足りる相当の理由がある場合、裁判所は、弁護人以外との面会・手紙の遣り取り等を禁じることができる(厳密に書けば[…]

多忙と初動

9月の予定をみると、少々、度を過ぎて出張が多い。 新城・和歌山・浜松と3日連続 三重・盛岡・浜松と3日連続 そのほかにも、某関東圏の刑務所、岐阜など・・ 相対的に見ると、刑事事件は初動が重要な分野と言って差し支えないだろ[…]

治療的処遇の選択~とある検察官の好判断について

食料品の万引き前科(のみ)多数、仮釈放中に再犯、出所して再犯、と聞くと、何か病的なことを疑って損はない。もし治療対象であれば、刑事裁判で服役必至を選択するより、治療し、再犯に及ばなくする試みが理に適っている。 「お店に向[…]

刑事弁護リーダーズネットワーク

先日、「刑事弁護リーダーズネットワーク」への掲載のお誘いを頂いた。 https://www.keijibengoleaders.net/ 運営している弁護士や掲載弁護士を選定する「選定委員会」の顔触れは、全国単位で名の知[…]

刑事裁判の管轄移転請求(最二小平成28年8月1日決定)

刑事訴訟法にも管轄移転請求の制度があるが、その裁判所では冷静・公正な審理が期待できないことを理由として管轄移転請求されることは、数自体、数えるほどしかなく、認容事例など無いだろうと思われる。 米国では、オクラホマビル爆破[…]

(在宅)被疑者が取り調べに弁護人を同席させる権利~特別編・第2弾

これまで本欄では、「(在宅)被疑者が取り調べに弁護人を同席させる権利」を実効あらしめるための理論及び実践を説明し、あわせて「特別編」として、勾留却下後に弁護人同席で対立した挙げ句に同一被疑事実で逮捕→即日勾留請求という経[…]

相模原殺傷事件を受けた動きに思うこと

相模原殺傷事件、という名前で報じられているが、一連の報道を見ていると、相変わらず軽率な動きが目につく、と言わなければならない。 まずマスメディアである。被疑者に複数の精神病診断名が与えられていること、措置入院歴もあること[…]

集団的自衛権

関弁連の最新の会報における特集が憲法問題であった。巻頭の言に偽りなく、多様な問題を盛り込んだ意欲的な特集であった。 とりわけ関心を惹いたのは、集団的自衛権がどのように登場したかについて研究した論考である。それによれば、集[…]

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