弁護士コラム

弁護士コラム カテゴリー:刑事弁護

電子機器を巡る接見国賠

電子機器を巡る接見国賠は依然として一進一退が続いているようだ。 平成29年12月には、大阪高裁で、要旨「ノートパソコンの持ち込みを禁じるには刑事施設の規律および秩序を害する結果を生ずる具体的なおそれがあると認められること[…]

「心外な準抗告棄却」の顛末(→勾留取消)

本欄4月4日付けで、勾留決定に対する準抗告が“事後審純化路線”で審理された結果、予想外に棄却されたことを取り上げた。 憤懣やるかたなく、翌5日付けで勾留取消を申立て、本日6日午前、無事に認容された(小川貴紀裁判官)(勾留[…]

非常に心外な準抗告棄却決定

非常に心外な準抗告棄却決定である。 まずは引用しよう(一部事案の特徴を抽象化)。 「原裁判後に弁護人が選任され、被害弁償金を用意したこと、関係者に接触しない旨の誓約書を提出したことなどの事情はあるものの、原裁判時の事情に[…]

一控訴一確定

先だっての一日二無罪については、田邊コートの合議事件は控訴され、奥山コートの単独事件は確定した(奥山裁判長には、名古屋におられる間に単独合議で計3件の無罪判決を受けたが、うち2件は控訴なく確定したことになる)。 それにし[…]

刑事控訴審における即日判決

現在、名古屋高裁刑事第2部の高橋徹裁判長は、前任地で既に「控訴審で即日判決」という悪名が聞こえていた。当地でも同様の声を聞いていたが、先日、無罪主張をしている事件で「即日判決が有り得る」との御託宣を頂き、抗議文を出したも[…]

「一部解除の職権発動を求めるか、準抗告か」の補足

本欄平成29年7月2日「一部解除の職権発動を求めるか、準抗告か」で、接見等禁止の例外を増やす場合を念頭に何れの手段が勝るかを検討したことがある。準抗告を選ばない理由がない、と言う結論であった。 さて近時、「月刊弁護士ドッ[…]

国選事件における鑑定費用援助

愛知県弁護士会が誇る刑事弁護支援制度の一つに、国選事件における鑑定費用の援助制度がある。 正式には「特別案件等支援規則」及び「特別案件等支援規則の実施要領」がそれである。鑑定が必要と認められる事件について、その費用が会か[…]

1日に無罪2件

本日、無罪判決2件を得た。 ・名古屋地裁刑事5部単独(奥山裁判官)→無罪(詐欺罪) ・名古屋地裁刑事6部合議(田邊裁判長)→無罪(銃刀法違反) たまたまの巡り合わせと言う他ないが、1日無罪2件は初めての経験である。 とこ[…]

黙秘権が尊重されない名古屋地検

「黙秘権が尊重されない名古屋高裁」に続き、今度はつい最近の事例から名古屋地検の対応を取り上げてみよう。現実を知らしめることの有益さは言うまでもなかろう。 種々の検討を加えた結果、依頼者は携帯電話を持ち込み弁護人との連絡に[…]

黙秘権が尊重されない名古屋高裁

原審で被告人質問も実施し、無罪となり、検察官が控訴した事件を受任した。本欄本年1月26日「名古屋高裁刑事部の訴訟指揮」、2月15日「珍しい異議認容決定」で紹介したのと同じ事案である。 (当然のごとく実質審理入りした後の)[…]

珍しい異議認容決定

某裁判所での話。 検察官請求証人7名に対し、弁護人が全て採用を争う意見を提出したところ、裁判所はうち4名(A~D)を採用する決定をした(数字は改変したので念のため)。 ここまではよくある話である。 驚いたのは、その採用決[…]

不起訴処分告知書

先だって受任していた捜査弁護が無事、嫌疑不十分で終了した。 不起訴処分の告知を要求すると、不起訴理由が書かれる時と書かれない時がある、というのは以前にも本欄で取り上げたと記憶するが、(官庁の絡む経済事犯ではあったが)世間[…]

裁判員裁判の自動反訳の精度

尋問調書作成の話題。 少なくとも名古屋地裁の場合、民事裁判では業者の録反が主流だが、刑事裁判ではそこそこ速記官による速記録が行われている。どういう理由から違いが生じているのかは分からないが、意識して速記官を重用しているの[…]

名古屋高裁刑事部の訴訟指揮

被告人控訴の刑事控訴審を受任し、「原審の法令解釈は判例の理解を誤っていることについて、研究者の意見を翌月末までに作成予定であるから、控訴趣意書期限は翌々月中旬を目処に」と要望したが、「翌月中旬にします」とあしらわれた。 […]

愛知県弁護士会の凋落(10)「第一部・完」

11日に亘り連載を続けた。 刑事弁護委員と常議員を除くと、愛知県弁護士会内でも知らない人の方が多いだろうこの問題は、しかし、より広く知られるべきだろう。 「第一部」を終えるにあたり、幾つか、書き留めておきたい。 【良かっ[…]

愛知県弁護士会の凋落(9)「会長の背信と常議員会」

【会長の背信】 長らく述べてきたとおり、紆余曲折を経て、処置不相当+裁判所への勧告意見を結論とする刑事弁護委員会の意見が総意となり、これが舟橋直昭委員長に一任された修文を経て、池田桂子会長に提出された。 刑事弁護委員会の[…]

愛知県弁護士会の凋落(8)「審査経過~議論と総意」

以下、議論の概略に触れる。 なお、私や私の代理人は手続から排除され、また、「議事」については出席委員には非公開の義務がある。「議事」の捉え方の広狭によるとは言え、一般委員の匿名性には特に注意して述べていきたいと考える(前[…]

愛知県弁護士会の凋落(7)「審査経過~対話」

【対話】 第1回会議から第2回会議にかけて、これまで述べてきたように、こちら側では通信文を発行して考え方を伝え、調査部会案による誤導を避ける、というのは最低目標に過ぎず、より高次には、これを機に、きちんとした刑事弁護とは[…]

愛知県弁護士会の凋落(6)「審査経過~取引、圧力」

【圧力】 これまで論じてきたように、本件は、刑事弁護の技術や精神に根ざした議論が必要である。私に言わせれば、それ以外の要素は不要である(弁抜き法案の再来を恐れる意見については別途、触れたい)。 にもかかわらず、政治的と言[…]

愛知県弁護士会の凋落(5)「審査経過~調査部会」

【はじめに】 本稿からは、本件の審査経過について述べていきたい。 最初に断っておくと、刑事弁護委員が集まっての議事は、非公開である。非公開の趣旨が対象弁護士の名誉保護であるなら、私が寧ろ全てを公にしたがっている以上、全て[…]

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