弁護士コラム

弁護士コラム カテゴリー:刑事弁護

下には下がいるという訴訟指揮事例

「まさか」と言うような出来事に日々、出くわすのが、実務家の宿命かも知れない。それにしても「下には下がいる」と思わされる。 盛岡地裁の加藤亮裁判長の訴訟指揮である。 被告人控訴の末の差し戻し審の第1回公判前に打ち合わせ期日[…]

腰縄手錠の開錠・装着に飛躍的前進

先日取り上げた大阪地裁の腰縄手錠国賠判決を踏まえ、某裁判所(名古屋地裁ではない)に対し傍聴人の目に触れない開錠方法を提案したところ、早速反応があり、次の2通りが併用される状況となった。 【1】入廷口に設置された遮へい用の[…]

「裁判員裁判10年 名古屋の法曹三者に聞く」

 毎日新聞朝刊に掲載された標記記事に登場したので紹介しておく。 https://mainichi.jp/articles/20190523/k00/00m/040/317000c 裁判官、検察官が強調するのは、やはり、「[…]

画期的な背信的訴訟指揮

係属中の事件なので具体的な情報は伏せた上で報告する。 午前中に弁護側の反対尋問が終わり、ちょっとした遣り取りの末、検察官の再主尋問は午後に実施されることになった。 弁護人として、検察官が証人(警察官である)と打合せをする[…]

裁判員制度「10周年」に寄せて(追記)

自由と正義の最新号(2019年5月号)では、裁判員裁判「10周年」の特集が組まれていた。論文は3本。内容的に手放しで礼賛というものではなかったので一安心。 ただ、本数が少ないこと、また、問題点の指摘はあれど、それをどう変[…]

取調べ立会と「金持ち有利」論

毎日新聞本年5月6日の「風知草」において取調べ立会いについて言及がある。 基本的に取調べの改革を必要とする論調なのだが、「専門家によれば、取り調べ段階での弁護士立ち会いは、それを認めれば金持ちほど有利になるところが問題だ[…]

準抗告裁判書の劣化が止まらない

感覚的にはこの1年以内に属することだが、(他庁のことは分からないが)名古屋地裁の準抗告裁判書が激しく劣化していると感じる。端的に言うと、 ・とにかく具体性を捨象する。 ・A4一枚を目指している感がある。 ということになる[…]

不起訴理由

先だって、名古屋地検のT検察官より「検察庁の書式では最終的な結論のみ記載されるものになっています」という説明と共に、被疑者Aの不起訴理由は「嫌疑不十分」ですという口頭説明がされた(事務員の電話メモによる)。 本欄2017[…]

刑事事件の売上げ

最近開設された「刑事弁護オアシス」に登場する有力な刑事弁護人曰く、全体に占める刑事事件の売上げは「多分2割、3割ぐらい」という。 なるほど、同じことをよく聞かれるが、「全体に占める売上げは2~3割、でも割く時間は8割」な[…]

当初勾留案件の準抗告数

当初勾留案件の準抗告数について、小耳に挟んだところを。 平成30年間の名古屋地裁本庁の処理案件では、被疑者国選第三段階前の5か月で87件のうち16件が認容され、第三段階後の7か月で137件の申立に対し、やはり16件が認容[…]

身柄裁判と手続保障

保釈が却下された。 「検察側意見が出たら直ちに謄写する」と裁判所に連絡を入れてあったというのに、「謄写できました」の連絡から却下決定まで僅か20分という有様。片道10分で回収に行った事務員が戻る前に却下の一報があった。 […]

円滑な保釈金流用のために

上訴保釈時に原審の保釈金を円滑に流用するために。 名古屋地裁の説明に曰く。 1.遅延損害金が発生しないよう出来るだけ早く還付手続に入る。 2.控訴保釈の可能性がゼロでない場合は判決後直ちに伝えておいて欲しい。 3.保釈申[…]

休日の名古屋地裁本庁での勾留質問時の構内接見、裁判官面談に関する電話連絡

かねて本欄で、時間外にこちらから裁判所に連絡を入れる方法がないことの問題性を指摘していたところであるが、このほど、「土日祝日の午前8時45分から午後9時まで」限定ではあるが、時間外受付に直接電話する方法が制度化された。 […]

疑似立会

本欄でおなじみの取調べ立会問題。 「調書を作る」方針の事件で、立会についてかなり折衝した末に生まれた産物が、「調書のコピーを弁護人に交付し、被疑者と打ち合わせて署名するかどうか決める」という代物であった。 コピーを入手し[…]

否認と保釈

ゴーン氏の件で、「否認事件で整理手続前に保釈されるのは異例」「今回の準抗告棄却決定は先駆けとなる価値がある」等と報じられている。 私も、特に否認事件における裁判所の身体拘束への固執は異常であり、最早、病的という事態が長ら[…]

キッチンタイマー裁判官

とある裁判員裁判における訴訟指揮について取り上げたい。 問題はこうである(特定性を薄めるために本質に関わらない部分を改変した)。 被害者側は「犯人に待ち伏せされた」と言いたい。 しかし、検察官はそういう論調の証拠は出さな[…]

反対尋問準備

尋問実施直前に検察側証人の話が大きく変わる。 あってはならないことだが、どうしても人間(証人も人間だし、準備する検察官も人間だから、完璧は期しがたい)のことだからしょうがない。 問題は、こうなった場合、きちんと反対尋問権[…]

先日の保釈準抗告認容決定

名古屋地裁刑事第4部(神田大助裁判長)。 「もっとも、被告人が被害者と接触しない旨誓約していること等を考慮すれば、上記罪証隠滅のおそれはさほど高いとはいえない」 勿論、誓約書は、原決定審(保釈却下決定)から提出している。[…]

保釈されない理由を知りたい

一部執行猶予実刑の直後の控訴保釈が不許可となった。 その理由。 まずは原決定「禁錮以上の刑に処する判決の宣告があったものであり、かつ、職権で保釈を許すことも適当とは認められない。」。 続いて抗告棄却決定「刑訴法89条の適[…]

被告人「に」直接、話すべきだろう

先日のとある法廷の風景。 起訴から2か月が経過するのに検察官は「詳細な立証計画が出せない。鑑定依頼中。」という。被告人は身体拘束されている。 鑑定の見通しが翌週半ばにはというので、次回期日はその更に翌週に入れて欲しいと要[…]

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