弁護士コラム

弁護士コラム カテゴリー:刑事弁護

「供述録取書等」

この標題にピンと来て、本欄の話題を察する弁護士は、整理手続に専門的に取り組んでいると言えるかも知れない。 「供述書」でもなく「供述調書」でもない、「供述録取書等」という用語の定義は、現在は刑訴法290条の3においてされて[…]

これは良い保釈決定

本日付け岐阜地裁の保釈却下決定に対する準抗告認容決定は、味わい深い、良い内容だった。 事案は、面識ある未成年者への性犯罪であり、公訴事実を否認している。 この種の事案では、「否認しているから被害者に働き掛ける現実的可能性[…]

ちいさなちいさな一項破棄

名古屋高裁で事実誤認の一項破棄。久方ぶりだ、と告白せざるを得ない。前の一項破棄が、いつの、どのような事件だったのか、俄に思い出せない時点で重症である。 近時、一審の争点の立て方が拙く、「お互いに自分が青というどちらが正し[…]

ボールペンの差入れ@裁判所構内接見

標題だけ見ても、なんのことやら、かもしれない。 先だって、依頼者(被疑者)と裁判所構内で接見し、文書に署名を貰う必要があったので当該文書を差し入れた。ここまでは普通である。 で、裁判所職員に「筆記具はそちらで貸して下さい[…]

被告人席に座る

本日、仙台高裁で被告人席に座った。 といっても、勿論、起訴されたわけではない。 問題になったのは、本欄でも取り上げている、「SBM」=シット・バイ・ミー(高野隆弁護士提唱)絡みである。被告人を弁護人席に、弁護人の隣に着席[…]

録音録画の冒頭告知

現在の実務では、取調べの録音録画に際しては、冒頭でこれを告げる。告げないまま録音録画することは、秘密録音に相当し、刑事手続的には違法の疑いが強いからであろう。 実際的にも、録音録画の有無により弁護人の助言する方針が変化す[…]

不便な時間外受付と令状裁判

折に触れて書いている認識だが、逮捕勾留に土日はないから、裁判所は然るべき体制を構築して間断なく令状裁判を執り行う。 ということは、弁護人も又、巡り合わせ次第では時間外であっても裁判所と連絡を取り合い、正しい令状裁判を行っ[…]

刑事「専門」事務所の誇大広告疑惑

ひょんなところからたどり着いた、とある刑事「専門」事務所のHPに、「昨年度」の実績が掲載されていた。 曰く、「昨年度は220件の不起訴・無罪を獲得いたしました」というのである。 一見して、誇大広告と感じる。 少し検討して[…]

「証拠が足りなければ、素直に無罪にすべき」

今更ながらに原田元裁判官の「裁判の非常と人情」を読んだ(話題書というものはどうしても敬遠しがちになる悪い癖がある)。言うほど「非常」の部分は無く、他方で実直な金言に幾つも出会えたことは収穫であった。 本欄表題は、その48[…]

電子機器を巡る接見国賠

電子機器を巡る接見国賠は依然として一進一退が続いているようだ。 平成29年12月には、大阪高裁で、要旨「ノートパソコンの持ち込みを禁じるには刑事施設の規律および秩序を害する結果を生ずる具体的なおそれがあると認められること[…]

「心外な準抗告棄却」の顛末(→勾留取消)

本欄4月4日付けで、勾留決定に対する準抗告が“事後審純化路線”で審理された結果、予想外に棄却されたことを取り上げた。 憤懣やるかたなく、翌5日付けで勾留取消を申立て、本日6日午前、無事に認容された(小川貴紀裁判官)(勾留[…]

非常に心外な準抗告棄却決定

非常に心外な準抗告棄却決定である。 まずは引用しよう(一部事案の特徴を抽象化)。 「原裁判後に弁護人が選任され、被害弁償金を用意したこと、関係者に接触しない旨の誓約書を提出したことなどの事情はあるものの、原裁判時の事情に[…]

一控訴一確定

先だっての一日二無罪については、田邊コートの合議事件は控訴され、奥山コートの単独事件は確定した(奥山裁判長には、名古屋におられる間に単独合議で計3件の無罪判決を受けたが、うち2件は控訴なく確定したことになる)。 それにし[…]

刑事控訴審における即日判決

現在、名古屋高裁刑事第2部の高橋徹裁判長は、前任地で既に「控訴審で即日判決」という悪名が聞こえていた。当地でも同様の声を聞いていたが、先日、無罪主張をしている事件で「即日判決が有り得る」との御託宣を頂き、抗議文を出したも[…]

「一部解除の職権発動を求めるか、準抗告か」の補足

本欄平成29年7月2日「一部解除の職権発動を求めるか、準抗告か」で、接見等禁止の例外を増やす場合を念頭に何れの手段が勝るかを検討したことがある。準抗告を選ばない理由がない、と言う結論であった。 さて近時、「月刊弁護士ドッ[…]

国選事件における鑑定費用援助

愛知県弁護士会が誇る刑事弁護支援制度の一つに、国選事件における鑑定費用の援助制度がある。 正式には「特別案件等支援規則」及び「特別案件等支援規則の実施要領」がそれである。鑑定が必要と認められる事件について、その費用が会か[…]

1日に無罪2件

本日、無罪判決2件を得た。 ・名古屋地裁刑事5部単独(奥山裁判官)→無罪(詐欺罪) ・名古屋地裁刑事6部合議(田邊裁判長)→無罪(銃刀法違反) たまたまの巡り合わせと言う他ないが、1日無罪2件は初めての経験である。 とこ[…]

黙秘権が尊重されない名古屋地検

「黙秘権が尊重されない名古屋高裁」に続き、今度はつい最近の事例から名古屋地検の対応を取り上げてみよう。現実を知らしめることの有益さは言うまでもなかろう。 種々の検討を加えた結果、依頼者は携帯電話を持ち込み弁護人との連絡に[…]

黙秘権が尊重されない名古屋高裁

原審で被告人質問も実施し、無罪となり、検察官が控訴した事件を受任した。本欄本年1月26日「名古屋高裁刑事部の訴訟指揮」、2月15日「珍しい異議認容決定」で紹介したのと同じ事案である。 (当然のごとく実質審理入りした後の)[…]

珍しい異議認容決定

某裁判所での話。 検察官請求証人7名に対し、弁護人が全て採用を争う意見を提出したところ、裁判所はうち4名(A~D)を採用する決定をした(数字は改変したので念のため)。 ここまではよくある話である。 驚いたのは、その採用決[…]

1 / 712345...最後 »
ページトップ
弁護士法人 金岡法律事務所
住所 愛知県名古屋市中区丸の内2丁目17-12丸の内エステートビル702

TEL 052-231-9099(平日9:10~17:00)

FAX 052-231-9100

Copyright© 2018 金岡法律事務所 All Rights Reserved.